何かすれば背は伸びる？→　いいえ、しっかり体作りがなされた時に体は育つのです

背が伸びるのはどんな時？

何をすれば背が伸びる？何を飲めば身長がアップする？　ついそう考えてしまいます。　しかし、『コレすれば！コレを飲めば○○ヶ月で○○センチもアップする！』なんてありません。

もちろんそんなものがあるならばとても簡単です。誰もが望みます。

しかしそんな魔法のクスリのようなものは現代にはありませんし、“コレ飲めば確実に背が伸びる”そんなサプリメントもありません。むしろ“背が伸びない原因”は多岐にわたり色んな事が考えられるため、それゆえ、そもそも“コレをすれば…”とそう考える事自体がナンセンスな事だったりするわけです。

つまり、『背が伸びた』という事がもたらされるのはむしろ逆に“背が伸びない”理由になるような事はしないと考え、そして体が育とう、成長しようとする本来持っているその力を精一杯しっかりと発揮させるようにする、それが一番の近道になるのです。　そのためには体がしっかり育つよう成長するようにその体が出来る仕組み（体づくり）をきちんと理解し、しっかりと『体づくり』を進めていく事が重要となるわけです。

 

ではなにも出来る事はないのか？　→　いいえ、できる事はある。

“これを飲めば（誰もが間違いなく）背が伸びる！”そんなクスリやサプリメントがありえないならば、ではなんとか体を大きくしたい、背を少しでも高くなるように出来たらと考える人は結局何も出来ないのでしょうか？　何もすることはないのでしょうか？ いいえ、出来る事はいくつもあったりします。 なぜなら『背が伸びる＝つまり体が育ってしっかり成長した結果』であるならば、体がしっかり育とう成長しようとするそれにマイナスになるような事は決してしないように努める事や、そして、“体が作られる仕組み”をしっかり踏まえて“育とう”“成長しよう”とするそんな元々自分の体の中にあるその力を精一杯発揮させるようにする…その為の生活や栄養摂取をして『しっかりとした体づくりをしよう』…そういう事は出来たりするからです。

例えばですが、“ダイエットサプリ”というものがあります。 でもそれをただ飲んだからといって、『それを飲んだ→だから痩せる』という事にはなりません。 しかしそれを飲んでしっかり運動もし、そうやってしっかりと“体づくり”を進めたならばその結果は、そういったサプリメントを一切利用しないでダイエットを進めようとした人よりも効果的にそして明らかに良い結果をもたらしたりもします。　

同じように、例えば映画ランボーの主人公のように“筋肉モリモリになりたい”と考えている人がプロテインを摂取したからといって誰もが必ずあの主人公のような筋肉モリモリになるかというとそうではなかったりします。 しかし、プロテインを摂取してしっかりトレーニングもして、そうやって体が出来る仕組みをちゃんと踏まえてしっかり“体づくり”を進めたならば、何も摂取せずただトレーニングだけをしていた人に比べるとやはり出来上がる体には（＝体づくりの結果には）差が出たりもするわけです。

もちろんプロテインを摂取してトレーニングしたからといって誰もがあの主人公と同じになるとはなりませんし、それに“どれくらいモリモリに”“どれくらいの期間で”という事も人によって異なるのは当然。　ですが、それでも何もしないでトレーニングした人に比べると明らかに大きな差が出たりもするのです。

もちろん、背が伸びるといった事は筋肉をつける事と異なりどの年齢の方でもという訳にはいかず、体がまだ成長時期にある人で骨の成長部位が残っている方だけが得られる事で、既にその成長部位がなくなった人が何かをする事でその部位がよみがえるといった事も医学的には今のところありえません。　でもそれだけにそれがまだ残っている間にどんな風に体が作られるのかといった『体が出来るその仕組み』をしっかり踏まえた栄養摂取や生活・行動を心がける、そんな“しっかりしたからだ作り”をする事がとても重要になるのです。 その“体作りをしっかりする（体の成長の力を精一杯発揮させる）”という考え方は基本的に同じ。 背を伸ばす為にコレしたら…ではなく、“コレすれば○○になる”ではなく、体が出来る仕組みをキチンと学びその仕組みをしっかり踏まえた栄養摂取や生活・行動をトータル的に行う事、育とう成長しようとする自らの体にあるその力を精一杯発揮させるよう“しっかりしたからだ作りを進める”…その『体づくり』をサポートする事は出来るのです。